化粧品の成分に関するニュースや美容情報など、無添加化粧品生活スタッフが気になったニュースをレポートします。不定期ですが随時更新していきますので時々見に来てください。
日経プレスリリース⇒http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=152860&lindID=4 より
チッソ株式会社(社長:岡田俊一、本社:東京都千代田区)は、樹木から採取した天然セルロース由来の新しい保湿物質"SS-セルロース"を開発して、世界で初めて化粧品原料として実用化することに成功したそうです。
"SS-セルロース"(表示名称:セルロース硫酸Na)は、加齢とともに減少する体内ヒアルロン酸の分解を減少させて、さらに血行促進、保湿などの効果を肌にもたらすことができるそうです。
"ヒアルロン酸"は(1)皮膚の保湿(2)組織の柔軟性(3)細胞の代謝調整などの機能を持っています。そして、体内から分泌される酵素"ヒアルロニダーゼ"によって分解されます。この"ヒアルロニダーゼ"は、皮膚の炎症や乾燥を促進させます。
このたび開発された"SS-セルロース"は、この"ヒアルロニダーゼ"を阻害する"コンドロイチン硫酸"と類似の構造を持っています。試験管レベルでの測定では"コンドロイチン硫酸"に比較して約100倍の阻害活性があることを確認できているそうです。
実際のモニター感応試験でも、大多数の方たちが肌の改善効果を実感している一方、安全性も立証されているので、様々な化粧品に配合することが可能と期待されています。
"セルロース"とは、植物細胞の細胞壁および繊維の主成分で、天然の植物質の1/3を占める、地球上で最も多く存在する炭水化物といわれています。干し柿や豆類、干ししいたけ、きな粉など様々な食品にも含まれています。口にすることができる成分から、肌の改善効果が得られる成分が開発されたというのは、無添加にこだわる私たちにはうれしいニュースですね。