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ベビー用化粧品は安全? フランス当局が警鐘

毎日jpニュース より

フランスでは、赤ちゃんが生まれると、新生児のお手入れに必要な化粧品サンプルを箱詰めにしたプレゼントが贈られるそうです。贈り主によると、箱詰めサンプルの配布は50年以上前に始まり、いまではフランスの94%の産科病院で配られています。新米ママやパパは、病院で配られるものだからと安心して受け取りますが、この化粧品サンプルをはじめ乳児用化粧品に対して危険性を指摘する声が上がっています。

ベビー用の全身シャンプー、ローション、おしりふき用ウェット・ティッシュなど、赤ちゃん用の化粧品は、大人用に引けをとらないほど多種多様です。しかし、どんな成分が含まれているか、注意して調べたことがあるだろうか。

警鐘を鳴らしているのは、医療関係者による独立系の団体。配布されるベビー用品のサンプルを調べたところ、パラベン(Parabens)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、フェノキシエタノール(phenoxyethanol)などの化学製品が多数含まれていました。各化学製品は、単独では危険性が少ないとしても、他の製品と併用する場合や、高い頻度で使用した場合の危険性は分析されていません。c2dsは、化粧品のサンプル配布は、新生児の親を消費者として獲得するのが目的だと指摘します。

一方、プレゼントを配布する会社は、ホームページに声明文を掲載し反論している。フランスでは、特に3歳未満の乳児用化粧品について厳しい規則があり、経験豊富な有名メーカーが製造した安全なサンプルだと説明しています。

薬品と化粧品のコントロールを行うフランス健康製品衛生安全局(Afssaps)は、c2dsが問題提起したあとの10月7日付けで「サンプルを含めた乳児用化粧品のコントロールを強化する」とする声明を発表しました。当局によると、化粧品の場合は薬品とは異なり出荷前の許認可制度はない。乳幼児用化粧品のケースも、市場に出回ってから製品の安全性を調べる。


フランス健康製品衛生安全局 警告を発したc2dsのオリビエ・トマ代表は「30年来、子どもたちは多くの化学製品にさらされ続けている。食品、ミルク、そして化粧品。皮膚組織が未熟な乳児の場合、その危険性は計り知れない」と訴えている。今月30日、c2dsは当局と初めての会合に参加する。化粧品も医薬品と同じ規制の下でコントロールするよう求める予定です。

かつて乳児のお手入れといえば、袋状のタオルにマルセイユ石鹸をつけて洗うだけだった。そのような基本的なお手入れ方法に戻るべきではないかと言う声も出ています。


「赤ちゃんのコスメ」という文字をはじめに目にしたときは想像できませんでしたが、たしかに、日本のドラッグストアやデパートの化粧品売り場にも「ベビー用」と銘打ったコスメはたくさんあります。「ベビー用」という枠にありますが、日本ではその成分などに細かな規定はなく、フランスのものと同じようにパラベンやフェノキシエタノールなどの化学化合物が含まれているものも少なくありません。また、「ベビー用」であるからといって、マイルドなものとは限りません。石鹸については、かなり殺菌力が高いものもあり、成人が使用するとかえって脂分をとりすぎてしまい、肌荒れの原因になる可能性もあります。
また、パラベンやフェノキシエタノールについても、それ自体が有害であるというものでもありませんから、その役割や性質をふまえて、化粧品を選ぶことが大切になります。
日本でも、退院するときにたくさんのベビー用化粧品のサンプルを受け取る産科もあります。「病院で配られた」ものだからといって、安易に信用せずに、いつものことですが、しっかりと知識を蓄えることが大切ですね。

 


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